KARATE

tradiční japonské karate školy Shotokan

KARATE ACADEMY

空手磨いた富山で再修行 
チェコで普及を夢見て

2018/08/04 02:00

 富山市の旧総曲輪小体育館で活動する全日本空手道連盟スポーツアカデミー教室総曲輪道場に3日、チェコで空手を学ぶロビン・ミレルさん(15)が訪れた。ミレルさんは2012~16年まで富山市で暮らし、同道場で空手を本格的に学んだ。帰国直前に初段を取得し、祖国でも練習を続けていたミレルさんは、懐かしい道場で仲間と汗を流し、チェコで日本の空手を広める夢を新たにした。

 ミレルさんは12年、父親が富山ガラス造形研究所の教員に就任したことに伴いチェコから富山市に家族で移住した。当時小学生だったミレルさんは、同級生の紹介で総曲輪道場に通い始めた。

 16年に父の任期が終わりチェコに戻ったが、帰国後も空手を続けた。自宅に近い空手道場は護身術としての色合いが強く、形を磨きたかったミレルさんは、母親のつてで指導者を捜し、母の職場である音楽芸術学校の体育館を借りて練習を続けている。

 ミレルさんによると、チェコの空手は組手の人気が高い一方で、形に精通した指導者が少ないという。形を一から学び直したいと、夏休みを利用して基礎を学んだ富山の道場で修行を積むことにした。10日まで富山に滞在して道場に通う予定で、3日は指導者の高野勝さんと中村政雄さんが見守る中、ほかの道場生とともに基礎の突きや蹴り、形を練習した。

 ミレルさんは形について、一つ一つの動きに理由があり、空手の技の意味が分かる点が魅力だという。「チェコで形の素晴らしさを紹介し、本場の空手を広めていきたい」と力を込めた。

 道場の責任者を務める谷川弘さんは「チェコで日本文化を広め、両国の懸け橋としてさらに活躍してほしい」と期待を寄せた。


スポーツアカデミー空手

Supōtsuakademī karate / PRIVÁTNÍ KLUB

Online rezervace

Zarezervujte si cvičení. Rezervaci vám potvrdíme e-mailem.